『へいわ屋漫筆』第5回 詩 ”KUROSAWA (with me)”
黒澤明がやって来て 僕にちょこっと来いという
スピルバーグと一緒に撮ったあそこに連れてくれるってだから、肩をいからせながらついて行く。
そのうちガードの下をくぐるのだけど、
あとからあとからついてくる、軍靴の音がついて来る真っ青な顔死人の顔
「済まない 済まない お前たちは死んだんだ
お国のためだと煽られて
お母さんのこと思いながら
お母さんがつくったおはぎが食べたい
と言いながらお前たちはピストルの弾で、砲弾のカケラで
身体を、頭を、眼を剥られて死んだんだ」「自分たちは、、自分たちは」
花嫁、食卓、コーヒー牛乳、
テーブルクロスにミルクカフェオレ、
天皇陛下、それからホワイトハウス
だけれども、お前たちは死んだんだ
お国のために死んだんだ「ぜんたーい、止まれ」
目と目が合うよ。けれど、もう何も言わない。お互いに何も「まわれー、右」
軍靴の音が遠ざかる ガードの下をくぐり抜け
あの世に向かって行進して行く。黒澤は僕に生きろと言った
僕らに向かって生きろと言った。
* * *
PM読者の皆さん、こんにちは。いきなり詩を一編読んで頂きました。
あいにくへいわ屋主人の作ではございません。
友達のYさんが、ある日ぽいっと「戦争と平和の詩ー書いたで」と言って手渡してくれた詩、「KUROSAWA(with me)」です。Yさんは映像製作を専攻されていた人。さすが立体感緊迫感ある詩だと感銘をうけました。
何より、日頃制作に没頭して、特に平和活動をされてるというわけでもないこの人が、突然こんな詩を書いてくれたのが嬉しくて、この場で発表させて頂きました。(「〆切間近になっても自分の原稿書けてなかったからでは?!」ってな突っ込みはナシね、編集長?)
これは、へいわ屋があれやこれやと平和の大切さを説き、ばたばたとへいわ屋活動をやってる影響に違いない…と思っちゃったり。皆さんも周りに居られる芸術(愛好)家にコンタクトを取って平和の作品を創ってもらってみませんか?
あ、このYさん、へいわ屋のTシャツを着て鴨川端をジョギングしてくれるそうなので、見かけたら「あー居るわ」と見守って下さい。
もちろん詩の感想を話してあげると喜びそうです。
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